絶えない毒

「組長、先代がいらっしゃるそうです。」
「えっ? だってもう狭い東京はやだって言って田舎
に引っ込んだのに?」
「来月の先先代のお命日に墓参りがしたいそうで。」
墓参りぃー! あの無神論者の義父が墓参り?
頭の片隅で何かがひっかかる。
第一あんなことがあった後どんな顔をして義父と会う
んだ。まさかあの青年も??

気分は最悪。しかしついに義父が上京する日が来た。
先代の久々の姿に組員一同感慨深げ。
だが先代にぴったりついてきた青年にみなとまどって
いた。そうだよなあ あんな若くてキレイな青年。
「あー こちらは先代の身の回りのお世話をしている
方だ。」若頭の栗山が説明をする。
「さあ 先代、一席もうけてあります。」
そつなく義父とあの青年を奥座敷へと案内していく。
義父はいつ帰ってくれるのだろう。そんな罰当たりな
ことを考えてしまう僕。。。

「はあ〜」宴席がお開きになったのは明け方近く。
自分の部屋へ帰ろうとしたら栗山にとめられた。
「久し振りですから客間でご一緒に寝て下さい。」
「えっ?」
「不肖栗山もお供します。」
にやりと笑うと僕に近付き僕を小脇に抱えあげる。
「おっ、おい 栗山!」
「大丈夫。誰も取って食おうとは言いませんから。」
僕を軽々と抱えたまま客間に向かう。同じ男性として
なんか傷付く。。。

客間での有り様に僕は何も言えなかった。
部屋の真ん中に4つくっつけて用意された布団。
その布団の上で彼が義父をもて遊んでいた。
義父の裸体のあちこちについてる赤い跡。
赤く尖った敏感そうな乳首。
「神代先生、今日はよく我慢できたねえ。エライよ」
義父の後ろに手を伸ばし何かを引っ張る。
「ぐっ、はぁぁ」せつない声をあげる義父。
「ほら、見せてやんなよ。あんたが尊敬する義父様は
こんな物を1日くわえこんでたんですって。」
彼が手にしたものを僕の方へ投げた。
立ち尽くす僕の足元にはいまだ振動する淫靡な玩具。
かつて栗山にそれと同じような物を入れられ、手足を
縛ったまま1晩放置されたことがある。
止まらない快感は反対に苦痛になる。そんなこと一生
知りたくはなかったのに。

「京介もこういうの好きですよ。親子だなあ。」
「く、栗山!」
「ミ、ハ、ルだよ、京介。」
背中を押されて部屋の中へ入る。
「さあ、先代と客人を身体を使って歓待しないとね。
俺も手伝いますから。」
布団の上に転がされ乱暴に衣服を剥ぎとられる。
抵抗するが無駄なこと。あっという間に素肌をさらす
ことになる。僕の身体にも散らばる赤い跡。。

「ひっ、ひゃあ、あん」
たまらない。誰か止めてくれ。
深春の身体の上で仰向けになった状態で深春に奥まで
貫かれる。そして僕の前で悲しい位に張り詰めた物は
あの青年の口の中。
僕を口中でなぶりながら彼の右手は横の義父の後ろを
犯している。義父の悲鳴と僕のうめき声。
朝がきてもこの狂宴は終わりそうもなく。。。

「年の割りにはあんたやるね。おじさん」
「おじさんとは失礼だな。小僧」
「蒼だよ。僕は。」
「蒼か。よくこの先代をここまでしつけたな。」
「ふふ、まあ結構苦労したけどね。あんたも苦労して
るでしょ。この人狭いもん。」
乱暴に奥まで突かれ悲鳴をあげるがもう声も出ない。
深春とは違う質感にとまどいを覚える僕。
「先代、俺先代のこと憧れてこの世界へ入ったんです
よ。まさかその先代がこんなに淫乱とはねえ。」
深春も負けずと義父を責める。
深春の身体の上で義父がのけぞる。
「み、深春、すっ、少しは手加減しろ」
「ご冗談を。」一層深く突きあげる深春。
「おい、そんな乱暴に扱うな、この熊男!」
「そっちも。俺の京介はか弱いんだぞ。大切に扱え」
「うぅ、ああ」
屹立した凶器が僕を壊す。
この絶えない毒の中、僕はこのまま狂ってしまうかも
しれない。この果てることのない快感の中で。。。
《コメント》
お見逸れ致しました!既に教授受のパイオニアが
いらっしゃったとは露知らず(コソコソ)
…と言うほどのこの弾け振りで御座います。
なんと行っても読者としてものりぞおさんのSS
好きですから…こりゃ堪りまへんなぁ。

魅惑の毒



永遠の毒

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