早いもので今年ももう今日でおしまい。
朝からせっせと部屋を片付けた。夜には京介と深春が
僕の部屋に夕ご飯を食べにくる。それから初詣でにも
一緒に行く予定。
いまだに僕を子供扱いする京介は夜11時過ぎよう
ものなら、「子供はもう寝る時間だ。」と冷たい言葉を
言うけど、僕が本当のちびの頃から今日は特別な日。
どんなに夜更かししても怒られない、それだけでもう
大人の仲間入りした気がした昔の自分。
でも、今日は違う。本当の大人の仲間入りする日。
そう決めたのは自分。少し怖いけどでも今日こそ!
「だめだよ、深春。蒼が目を覚ますだろう。」
「大丈夫だよ。蒼ならもうぐっすり寝ていたから。」
「でもだめ。うっ。」
「だめって、京介ももうこんなに感じているのに。」
隣の部屋からかすかに聞こえる2人の声。
始まっちゃったかな? 京介のかすかな声が色っぽく
聞こえるのはアレの最中だからかも?
ごくりと唾を飲み込んで静かに隣の部屋との間の戸を
開けた。2人は幸い戸の方に背を向けている。
そっと足音をたてずに近付いた。そして・・・・・・
「あっ、いや…そこ触らないで。」
「いや?俺どこも触ってないぞ。」
「じゃあ この手は誰の。。。」
次の瞬間2人の驚いた声。
「あ、あお!!」
「蒼、お前?」
深春の驚いた声。
深春のひざの上で深春自身を深くくわえこんだ京介は
顔を両手で覆い、今にも泣きだしそう。
「僕も仲間に入れて。もう僕だって大人だよ。」
「馬鹿!何言っているんだ。」
「僕、京介も深春も大好き。だから、だから僕も。」
うまく言葉が出てこない。仕方ないから態度で示そうと
僕は2人の前にしゃがみ、驚きの余りしおれてしまった
京介自身をそっとくわえた。
ソフトクリームのように側面を嘗めあげ、先の割れ目を
舌先でつついた。
「あ、あん、蒼」
僕のぎこちない愛撫でも感じてくれたようだ。良かった。
黙って何かを考えこんでいた深春が京介を
下からつきあげて揺さぶる。
「子供だと思っていたらもうすっかり大人に
なったんだよ。俺達の蒼も。」
「あっ、もう、だめ。やぁっ、うん。。。」
僕と深春の2人に攻められた京介は早々に果てた。
僕の口の中に広がるどろりとした液体。
うう…なんともいえない味がする。。
それからはもう、僕と深春の2人で京介をかわるがわる
抱いて何度も僕らは京介の中で果てた。
気が付くと外から聞こえる鐘の音。
「うん?もう除夜の鐘か。」
「あれって人間の108の煩悩を払うんだよね。」
「っ、そっ、そうだよ。」京介のかすれ声。
会話が出来るってことはまだ余裕あるのかな?
僕はより深く楔を打ち付けた。震える京介を
しっかりと抱えたまま。
「だめだね。108じゃあ全然足りないよ。」
「えっ、何が足りないって?」
「もっと京介が欲しい。京介が泣いて恥ずかしがる
姿を見たいし。。。僕の煩悩は108じゃあ全然。」
「そっか。それを言うなら俺も108じゃあ足りないしなあ。」
と同調する深春
「あっ、ありがたいことだ。」京介の精一杯の皮肉。
でもにっこりとほほ笑むと僕らに言ったんだ。
「僕の煩悩も108どころじゃあないかもな。君達のおかげでね。」
除夜の鐘が鳴る夜。
新しい年はすぐそこ。すてきな年にしたいな。
僕と深春と、そして愛しい京介と3人で。