胸元には一対の日本国旗。
股間には隆々とした肉茎の門松。
そして、体に巻きつく白蛇と、蕾を攻め立てる
機械仕掛けの龍。
蓮三郎の苦悶しながら快感を味わう姿は、
何時にも増して嗜虐心をそそる…。
「簡単にイっちゃったら、詰まんないよね」
蒼が微笑みながら門松を飾る水引を更に両側に
引く。根元が更に締め付けられて、
吐き出したくても到底無理だ。
「じゃあ、俺は屠蘇を貰うとするか」
腹の窪みに申し訳程度に屠蘇を注ぎ、
飲み干した後は只管舐ってゆく深春。
蕾の感覚と白蛇の這い回る感覚に耐えるだけ
でも狂おしいのに、其処に新しく開発された
快感を導入されると…もう思考回路は
焼きつきそうになる。
京介は其の風景を嫣然と微笑みながら眺めている。
それだけ?それだけの筈は無い。
屹立を蓮三郎の口に含ませて、だ。
「大分上達しましたね…でも後ろはお行儀の悪い事だ。
機械だけで充分満足なんじゃないですか?」
言葉でやんわりと攻め立てる。其の言葉に、
門松は膨張し、色を浅黒く変えながら、
それでも雫を滴らせる。
「もう少し我慢してね」
あどけない口調で言いながら、今度は日本国旗を
攻め立てる蒼。攻め立てる前から硬くなって居た
乳輪を舐られて、瞳からは歓喜の涙が零れる。
「深春」
京介の呼びかけを合図に、門松の水引を一気に解く。
瞬間、白い樹液が天井目掛けて飛んだ。そして、
喉には京介の屠蘇が流し込まれた。
「蒼」
選手交代。機械の龍を抜き取り、一気に差し込んで
掻き回す。随分と酷使している割に締め付けが
いいので足元を掬われそうになる。
「抜かずに続けてあげる。お腹が一杯になって
好いでしょ」
只管バックから攻め立てる。犬に必要以上の情を
移してはいけない。犬は、人間に従えばいいのだ。
蒼が満足したのは、3回発射した後だった。
「明日は又、違う風景を造ってあげましょうね」
座敷牢の扉は、閉じられた。年明けまで後一時間。