「妄想、それは例えるなら流れる水、浮かぶ雲である」
柚助
「人は妄想無くとも生きては行ける。
しかし、妄想の余地の無い人生なぞ、窮屈極まりなかろう？」
XQO
「妄想。時に無限に広がり、時に無に帰る」
柚助
「他人の妄想を否定する者には注意せよ。更に大きな妄想を抱いているから」
XQO
『西之園君、妄想を構成する物質がわかるかい？』
『そう…ですね、煩悩…かしら？』
『発想は良いね。だけど違う』
『じゃあ何なんですか？』
『それは…君自身だよ』
柚助
「妄想とは一種の音楽である。それを奏でる時、
主体である人間は最早共鳴箱でしかない」
XQO
「妄想とは蜃気楼より始まる。
其れを強固な楼閣とするもしないも、真面目な遊び方次第」
XQO
「妄想と言う名の蜃気楼の向こうに見えたもの。
それは現実であり、事実。
現実を見る必然性は何処にも無い。
ただ妄想を信じることが出来るなら」
柚助
「価値の逆転が時として起こる事実を
完全に否定出来るものだろうか？
…否定出来るものならば、混沌も又有り得まい」
XQO
「邪まは、腐る寸前の所が、実は美味い」
XQO
「邪まを 貫き通す 道行を 遮る壁も 紙のようかも」
柚助
「邪まも泡沫、ただ遊べ。自分の腕の広がる範囲で」
XQO
「邪まに理屈なぞ無い。
経験から生み出された理論はあるが」
XQO
「妄想を 実行に移し 親が無く」
柚助
「共有するなら妄想に非ず。
他人に押し付けるから妄想となる」
XQO
「所詮この世は一炊の夢。邪ま辺りは瞬きの夢」
XQO
