PLAYER/PRAYER

 「又、この薬飲むんか?」
 「…したくない訳ね」
 「したい!けど…その…威厳っちゅうもんが…」
 実験好きな小悪魔を恋人に持つと、こんなしんどい
オプションが付いて来る。欲しいんやったらやるで?
但し、しんどいオプションだけ。
 俺、多分工藤と居らんかったら呼吸できひんから。
 「…しゃーないな。くれ!」
 手を差し出すと転がり落ちる黒い丸薬。…あのなぁ。
 「もう少し洒落た外見にならんかったんか?」
 「トラウマでもあんのかよ?」
 「匂い思い出してケッタクソ悪いだけや!ダーホ!」
 「あ、即効性だかんな。その辺気を付けろよ」
 へーへー。心配してくれてどうもおーきに。

 工藤…ちゃうか、コナンか…が差し出してきたんは
前知らずに飲まされた一時的逆成長薬。副作用は無く、
効果持続は平常時推定6時間。但し、イった時(餓鬼
の場合は何回かイけるらしいが)には直ぐに無効化する
という代物。
 前に知らんと飲まされた時にはこいつに後を奪われた。
言うても本物遣ってへんけどな。自称同一サイズの玩具や。
でも、何や嬉しかった。そら、好きな奴やったら、なぁ?
 でも、ホンマはタメの体のこいつに抱かれたい。抱かれ
るんやったらな。でも、言うたかてこいつにあの薬飲ませて
又苦します訳にはいかんしな…でも抱かれたいんもホンマ
やし。
 それやったら、俺が餓鬼になった方が話し早いやん?
序で言うたら何度でもイけるし。

 「チョイ待ち!」
 何やねんな、もう。
 「先に服脱げ」
 「全部か?」
 「たりめーだろ?バカ」
 へえへえ、こうなったら仰せの通りに致しやしょ。
 薬の話で一寸退いたけど、さっきからズボンが苦し
かったんや。下着もな。今日は遊び心出してニット
トランクス穿いてきたもんやから…。
 「何最初から濡らしてんだよ…バカ」
 照れよるな、こいつ。『バカ』の一言が妙に色っぽい
やないかい。
 「お前と寝るんやもん。濡れん方がおかしい」
 「…そっか?」
 何や?今の間は?
 で、最後の1枚も取り去って、全面的にご開帳!
 「凄いよな…何時も…。じゃ、薬飲んで?」
 「これだけ元のサイズで…って薬、出来へんか?」
 思わず自力で動かしてみたりして。
 「その内な。…俺も脱ご」
 そして、ミニウインナーのご開帳!ってかい。
 確り興奮しているのを見届けてから薬を一気に飲み
下す。喉の奥に落ちたと思ったが早いか、視線が急に
低くなってゆく。不快感は無い。
 そして工藤は、そんな俺を見届けてから、白い錠剤を
飲んだ。それって…?

 「…どうだ?」
 「…舐めてええか?」
 思わず見惚れてしまった。確かにあの玩具と張る大きさ
や。色はな…多少白いのはしゃー無い。愛ゆえに許す!
 握ってみる。脈が、熱い。こいつも確り濡れてるやん。
上目遣いに見上げると目で急かされる。でも、その前に…。
 「…何で、そんな無茶すんねん!」
 言葉を口に乗せると急に泣けてきた。
 こいつが飲んだ薬は確かに解毒薬ではある。せやけど、
開発者である灰原が安全保障出来ない言うてる奴やろ?
体への負担かてごっつい筈や。
 …俺、そんな無茶で抱かれたかて嬉しない!増してや
餓鬼の体で…。
 それが俺等のネック。男同士言うんは今更な話。
 高校生が餓鬼こます様な関係には、したないねん。

 「確めたかった。お前が俺がコナンだから好きになって
体を重ねたのかって」
 「アホ!俺が好きンなったんは工藤新一や!江戸川コナン
や無い!」
 それぐらい判らんか…ボケ…!
 「立場逆にすれば興奮すっかなって思ったけど…
 駄目な、やっぱ。餓鬼の体も好きだけど、結局いつもの
お前思い出さないと無理だわ」
 ぶっきらぼうに、照れた様に。
 そっか。こいつかて、苦しいもんな。
 でも、こいつに早死にでもされたら俺が困る。だから一言。
 「ホンマに戻ったら、1ヶ月し放題な」
 「…マジ?」
 「その代り、俺の餓鬼姿で我慢せえや。俺も今夜味わって
覚えといて…愉しみにしとくから」
 「サンキュ」
 そして、暗転。確かに生のこいつは、美味かった。
                    
 いつかを夢見て、抱き合って眠った。
《コメント》
ストーリー性、一応在った筈なのに…。
もう確り欲しがり平次君です。
もうこの二人、アツアツですね。
北国に連れて行くと重宝かも(爆)

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