Ｂ・Ｓ

　こいつと付きおうてると奇妙な事への免疫が変に出来てもうて困る。別にホンマのこいつが高校生で、化けてる時はちんまいかーいらしい餓鬼に見えるのはひとえにこいつの演技力と言う事を証明した所で、何が変るって事無いねんけどな。…俺、こいつに惚れてるし。　そう。服部平次は何時もの様に目覚めた、筈だった。　「ふわァ～…あ？あーっ?!」　起き抜けの大欠伸をしかけて、はたと喉に手を当てる。　「何やねん、今の声?」　何やねんも何も、声を発したのは平次一人しかいない。隣で寝ていた筈の奴は…珍しい事にもう朝食の席に居るらしい。　喉に手を当てて又困惑。　「何や、このサイズ」　まさかと思って恐る恐る股間に手を伸ばす。存在はしている。只、サイズに問題があっただけだ。そうじゃないか？　「アホ!サイズが問題やろが！」　これは失礼。まあ、此処まで確認したら駄目押しして置いた方がいいんじゃ無いかと。　「言われんでもするわい！」　半泣きになりつつも鏡に向かう。　じ…邪魔臭ぁ。これか。工藤がいつも味わっとった苦労は。まさか俺が味わうとは思とらんかったわ。　そして鏡の中には…きっかり10年若返った服部平次６歳が、全裸で自分を見返していた。　「はは…はは…は…は…」　自発的に気絶した彼を、誰が責められようか。そうでもせねば平穏が保たれないではないか。　「おーい、起きろよ。バカ」　旧工藤新一…現江戸川コナンは服部平次の顔をみてしゃがみ込んでいた。朝食の準備をするのに流石に素っ裸という訳にも行かない。さりとて、どうせ燃料補給が終った所で遣る事は同じな日だ。で、妥協案。裸エプロンである。　「アレで叩いてみっか…」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピタピタピタ…。　もう少し寝かせてくれや。　ピタン、ピタン、ピタン…。　何やこの感触…知ってる様な知らん様な。　グ…グググッ…！　「ゲ…ゲホゲホッ！何やねん？」　「やーっと起きやがったか」　目の前に居たのは愛しの工藤。で、工藤の手に握られていたのは…見慣れたものの模型の様な…でも…棒同士をくっつけた様な…（汗）　「えらいもん突っ込んで起こしてくれるや無いかい！」　「いきなり後よりましだろ？」　冷たく言い捨てて深く舌を絡めてくる。あ…気持ちええ。そうや。何時も俺の方がサイズ大きいから気付かへんかってんな。こいつ、キスめちゃ上手いやん。　「薬、灰原が造ったんか？」　「当り。と言っても精々半日程度の効果だけどな」　「実験は、しとるよな？」　「じゃなきゃお前相手に遣わねーよ。おっちゃんに催眠術かけて２回ほど実験済み」　…其処までするか、こいつは…。　「で、何でやねん」　「イかされて、飲まされてばっかじゃマンネリだろ？」　手に持った道具を愉しそうに揺らす。　「ホントは俺ので開通式と行きたかったけど…マ、同じ様なサイズだし」　「片一方はどうすんねん？」　「俺だって欲しいし」　しれっとした顔して、こいつわ～。　「それに、お前も本当は欲しかったんじゃねぇの？」　見透かしとるし。　では、いざ挿入！あ…埋まってく…結構息上がるもんやな…痛くは…無いな。工藤が結構解してくれたし…でも指とはやっぱちゃうわ。　「何か…興奮。高い声で喘がれるのも、いいよな」　「オ…ヤジな発言やなー」　「俺がオヤジならオメ―もそうだろうが！」　挿れたまま揺すぶられる。あ…イきそ。　「イってみな。おもしれーから？」　何がやねん？で、絶頂感に身を委ねる、と…何や…これっ！　「続くだろ？イイ感じ。出ない分だけそうなるんだよな」　嬉しそうに言うなぁ。　「じゃ、俺も」　俺を仰向けにさせて、俺のちんまいナニの下から生えてる、標準サイズのもんを上手に息を逃がしながら身体に納めて行く。　「お前も動けな？」　「わーっとるわい」　身体をぶつける度に、２本のちんまいウインナーが揺れる。弄らんのも何か、変か。そう思って２本一緒に掴んで扱く。　「あ…其れイイ…」　こまっしゃくれた瞳から理性が消えて、本能だけになる。こうなると加速は早い。あっさり二人とも昇天。　で、再び目覚めると俺は元のサイズに戻ってて、こいつの頭が股ン間にある、と。　「結局飲むんかい？」　「味覚えたし。元に戻ったらたっぷり飲んで貰うさ」　ま…こいつがちゃんと元に戻るにはまだ時間、要るやろしな。　「で、俺が時々あのサイズになる、と」　「気に入っただろ？イかされるのも」　まーな。そう言う事にしとこか。

《コメント》
いきなりコナン！いきなりハード！いきなりのこの設定！
煩悩の為せる業というのは怖いもんです。
単なる平コというのも面白くないので、裏で愛ちゃんに
暗躍して貰いました。平次が飲んだ薬に関しては
副作用は限りなく０に近いそうです。
毛利のオッチャンも元気みたいだし（苦笑）