ワインはお好き?
「いやあだ。もっと飲むのお。」かなり理不尽だぞ。
すごくわがまま言ってるって思う今の僕。
「これ 全部僕の。僕が飲むの!」
あーあ 明日すごく後悔するんだろうな。でもだめ。
酔っ払いに理性なんて無いんだし。
なんだろう 床が動いてる。ここって動く歩道?
あはは 目も回ってる。グルグルグル〜
「深春 なんで蒼にこんなに飲ませたんだ。」
あっ 京介の声がする。なんか怒ってる声みたい。
「京介だあ。わーい 京介 だーい好き!」
抱き着いてキスをしちゃうもんね。チュッ!!
うん? なんか京介の頬が変。ザラザラしてる〜
「うわああ 蒼俺にキスするなよ。」
「うげえ 深春にキスしちゃったよ。」
「ホラ 蒼、ちゃんと自分の脚で歩く。」
「わーい 京介と手つないでる。しあわせ〜」
「もう 完璧に酔っ払いだな こいつ。」
身体がふわふわしてる。気持ちいいなあ。
雲の上でお昼寝したらこんな感じ?
誰か僕の横で話してる。僕も仲間に入れてよお。
会話に参加したいけど。。。うう眠いよお
「もう こんなに酔わせて。」
「仕方ないだろう。蒼ワイン抱えて離さないんだぜ。
本当は京介にも飲ませたかったな このワイン。」
「うーん 少ししか残ってないしな。料理にでも使う
ことにするよ。」
「勿体ない。じゃあ別のお口で味わえばいいさ。」
「深春 何をするんだ。」
「上のお口は嘘つきだけど、京介の下のお口は正直者
だからねえ。」
「あっ 冷たい。。。」
「静かにしないと隣の部屋で蒼が寝てるだろ。」
「うっっ 深春。。」
「どうしたんだ京介。そんなうるんだ瞳で。」
「あっ、暑い。暑いんだ。中が暑い。。」
「ほら 下のお口は正直だな。こんなに濡らして誘っ
てるじゃないか。」
「深春・・・」
「俺も限界。。 ほら 今あげるから。」
翌朝、すごい頭痛でェ覚めた。
象が団体で頭の中でコザックダンス踊ってるみたい。
「頭 痛い〜」思わずうめくと誰か布団の上から僕を
たたく大きな手。
「だからもう飲むなって言ったのに。」
「深春、頭すごく痛い。。。」
「二日酔いの薬持ってくるから今日は1日寝てろ。」
「うん 京介は?」
「あいつはまだ寝てるよ。じゃ薬持ってくるから。」
あのワイン、口当たりは最高だけどきついんだよね。
あんなの下の口から飲んだら今日は1日死んでるな。
京介に悪いことしたかな? えへっ
《コメント》
蒼、あんたね…「えへっ」じゃ無いでしょ?
管理人別サイト「桃色倶楽部」の会話から生まれたこの話。
こう言う風に素早く持ってくるのは流石のりぞおさん!と
舌を巻きます。ネタに詰まればBBSを探せってネ(爆)
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