「ふわああ。うっ、痛てて。」
起き上がったら背中から腰にかけての鈍痛。
ゆうべはエライ目にあった。俺の議員当選祝だと叔父
が持参した酒を飲まされ、酔いつぶれた俺を起こした
のは叔父とその秘書見習いのとんでもない声。
おまけにその横で俺まで鬼畜な京介に抱かれるはめに
あー…なんでこんな目にあうんだ?俺。。。
ベッドからやっとの思いで立ち上がる。
「うげぇぇ」俺の身体のあちこちについてる赤い跡。
これってもしやキスマークってやつ??
「くっそー!今にみてろよお」
とにかく腹が減った。なにか食いたい。
とてとてと俺は台所を目指して歩く。
この叔父の家はやたら広いのが難点だ。
うう…東京の自分の狭い下宿が懐かしいぜ。
「うん?」どこからか京介の声が聞こえたような。
そういえば俺をほったらかしにしてあいつがどこかに
行くなんておかしい。
よせばいいのに俺はその声の方向に歩いていった。
奥の部屋から聞こえるようだ。
「京介、いるのか?」軽くドアをノックしようとした
俺の手を中からつかむ細い指。
「あっ、おい」するりと部屋の中にひきこまれた俺が
見たのは、すごいもんだった。
「あっ、深春さん。。。」
白い脚を思い切り広げた姿でベッドに縛りつけられた
姿の蒼。おまけにその中心にはなにか大きな物がはめ
られているようで。。ええっ?もしやこれって!
「先生は地元の後援会の方と会食です。あなたも連れ
ていこうと起こしたのですけど。」
「はあ」
「先生がお留守の間に蒼の教育を任されました。」
「きょ、教育!」
「ええ、女性スキャンダルはクリーンな政治家のイメ
ージを壊しますから。蒼が先生を公私共々サポートが
出来るように教育しませんと。」
「ば、馬鹿。おまえ何言ってるんだ。」
「ちょうどいい。深春にも協力してもらいます。」
慌てて逃げようとしたがあっさり捕まった。
蒼の横に押し倒され、手をベッドサイドにくくられて
は身動きがとれない。
蒼を解放し、俺の服をささっと剥ぎ取ると俺の身体を
使いお勉強開始。
「ココ、ココが感じる部分。最初は優しくね。」
「ひぃい やっ。。」
「口の中で転がすように。そう うまいですよ。」
「うっ、ううぅ」
「先端は感じやすいですからそっと扱って。裏も有効
ですよ。舌をはわせて、そう、そうです。」
「いっ、いやあ、やめてぇ」
「じゃあ、たまには抱いてみますか。この人は感じや
すいからあまりいじめないように。」
「あっ、ああぁ はっ、はぅぅ」
こうして俺は朝まで教育の手伝いをするはめに。
蒼に抱かれ、京介に貫かれもう身体ボロボロだよ。
「深春は堪え性が無いですね。おねだりは上手に出来
るようになりましたけど。」
「〇△□◇○」
「かわいそうに。。一晩中叫んだせいで声が出ません
ね。今日はおとなしくしていましょう。」
うう…なんてかわいそうな俺。
横で平和そうに眠る蒼を見て大きな溜め息をついた。
「あっ、あなたの下宿は更新してなかったそうです。
荷物は全部まとめてこちらに送ってもらいます。」
「お、おい。」
「大丈夫です。私がずっとついてますから。」
ああ、俺の未来はいばら道だ。。(泣)
《コメント》
今シリーズ最後まで受な深春でした(笑)
此処まで鬼畜な京介…新鮮で結構好きかも。