すてきな朝

目覚まし時計の音でいつものように目覚める朝。
だが今日からは違う。
私の隣で丸くなって寝ている彼。
あんなにうるさい目覚ましの音でもすやすやと熟睡中とは驚いた。
いつまでもその天使のような寝顔を見たいがそうもいかない。
今日は平日で仕事という無粋な物がある。
溜息をついて私は彼を揺さぶった。しかしぴくりともしない。
「仕方ない。」私は彼のその薔薇のような唇にくちづける。
歯列の間からかわいい舌を吸い、そしてからめる。
「うっ、あっぁ」かわいい声をあげてようやく目覚める彼。
「おっ、おはようございます。部長!」
「2人きりの時は名前を呼ぶ約束だろ、京介」
たしなめると頬を染め小声でささやく彼。
「おはようございます。ミ、ミハル・・・」と。

まさか自分の部下に手を出す日がくるなど考えた事も無かった。
遊び相手なら適当にいたし、その時さえ楽しめれば良いと思っていたから。
だが部下として配属された彼を見て私はさとった。
今までは本当の恋を、愛を知らなかった愚か者だった自分を。
くどいてくどいて、最初などは襲いかかるようにして関係を結んだ。
嬉しいことに彼は私の気持ちを受け入れてくれ、やっと昨日から晴れて同棲へ。
しかし、つつましい彼はなかなか私に甘えてはくれないのだ。
感情を殺したその無表情な彼もそそる。
でも恋人同士ならもっと自分をさらけだして欲しい。
それは私のわがままだろうか??

満員電車の中。
私は彼に密着する。彼の右手は私がしっかり握り、余った左手は吊り革にある。
それを確認した私はそっとある物のスイッチを入れてみた。
うつむく彼の背中が震えている。
無理に脚を開かせ、そこに自分の片脚を割りこませ擦り寄せる。
おや もう形が変わっているじゃないか。
わざと脚をそこを擦るように動かす。
うつむいた彼の頬は薔薇色に染めあげられたよう。
こんないい顔を知っているのは私だけ。
さて、暴発しない程度に、でもしぼむことが無いように細心の注意が必要。
会社に着いたら自分で身体の中の淫靡な玩具を取り出せと言ってみるか。
朝一で会議室を予約したのは正解だった。
こんな朝が毎日楽しめるなら満員の通勤電車も苦ではないさ。
すてきな朝に感謝だな。




《コメント》
別室での遣り取りから生まれたネタ。先、越されちゃいましたね。
でも元々はのりぞおさん発掘の美味しいネタですから。
歳の差リーマンものかぁ…フッフッフッフッ…。

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