「そんな物はやめなさい。」少し怒ったような声。
「大丈夫、ちゃんと本で調べたし。」怒られるのは厭
だなあ。第一これは京介のことを想って用意したのに
怒られるのは筋違いだよ。むしろ感謝してほしいな。
って、感謝する訳ないか。こんなこと。
それはたまたま読んだ本から得た知識。
なんでも昔男性同士で愛し合う時に受け身の側の負担
を軽くするように考えられたとかいう道具。
すぐにインターネットで調べたら現代にもそれと同じ
ような物があるじゃないか。
これは使ってみようと即購入!
そして今晩が初挑戦なのに僕の愛しい人はご機嫌斜め
だなんてさ。
「ひっ・・うっ・・」少し苦しそうな声。
京介の身体に少しずつ侵入していくきれいなパール。
本当はパールじやないんだ。
パールのような光沢を持つ珠。数珠つなぎになってる
ソレをそろりそろりと京介の中に入れていく。
珠の大きさは不揃い。小さいのから大きめな物までが
並んでいう。ピンク色の蕾がそれを飲みこんでいくの
はすごくセクシーだ。
「ああ、全部入った。」全部くわえた頃には白い身体
を桜色に染めあげた京介。感じるのかな?
「これからがイイんだって。」耳元でささやいてから
入れた物をそっと引っ張っていく。
こうすると珠が内壁をこすりなんともいえない位感じ
るそうなんだけど。。。
「いっ、いやぁ、ぬっ・・抜かないで」
本当に感じるみたい。身体を海老のように曲げて身も
だえする京介はまるで別世界の生き物みたいにキレイ
なんだ。
「あっ・・・うぅ」涙を流して僕にこの行為の中止を
求める京介。声は淫らな艶を帯び僕を誘う。
『モット、モットダヨ アオ。』
だから僕は一気にソレを引き抜いた。
その瞬間、京介は絶頂を迎えてその白くて平らな腹を
白い液体で染めていた。
その後2人して獣のように愛し合った。
何度も交わり、堅く抱きしめあいその繰り返し。
こうして一睡もせずに朝を迎えた僕達。
「・・・・今日は神代先生と約束があったのに。」
「ごめんなさい。。」
一応殊勝な顔をして謝まっておく。
「素直だな、蒼」からかうような京介の声。
「だって京介があまりにイイ声で誘うからつい。。」
「仕方ないか。僕も蒼が欲しかったしな。しかしなあ
先生にどう弁解するか。」
あー 仕方ないよ。
理由を話せば先生だって苦笑いで許してくれるさ。
でもこの道具は僕専用。どんなに頼まれても貸しては
あげないからね!