指先で教えて

「うっ 痛いよお~」
夜中の病院ってなんかこわい。個室にしたのは失敗だ
ったかなあ
しーんと静まり返った部屋の中に自分1人かと思うと
なんか心細いし。
それより今はこの痛みをなんとかして止めて欲しい。
麻酔がきれたら少し痛むかもなんて嘘だよお。
こんなに痛いのには堪えられない。
枕もとに手を伸ばしてナースコールのボタンを押して
みた。なにか薬でも飲まないと眠れないよ。。

道路に飛び出した子犬をかばい、車にはねられた僕。
肩を脱臼してしまい、病院に入院するはめになるなん
て思いもしなかった。
おまけに身体のあちこちを打撲して寝返りをうつのも
一苦労。ああ なんてついてないんだ僕。
ついでにやった検査で胃に潰瘍があるのを発見されて
大好きなコーヒーともしばしお別れ(泣)
ついでにナースコールで来てくれた看護婦さんはすご
く冷たい人で、胃に悪いからと薬もくれない。
ああ 痛いなあ このまま朝が来るのを待つの?

カチャリ、不意に扉の開く音。
さっきの看護婦さんが薬持ってきてくれたのかも。
期待してベッドの上に起き上がった僕の前に現れたの
は主治医の先生。やった!薬くれるかなあ
「痛くて眠れないそうだね。」
「そうなんです。薬下さい。」かわい子ぶりっこの僕
「痛み止めは胃に悪いから座薬で我慢してくれ。」
座薬・・・・ 座薬ってもしかしてその・・・
慣れた手つきで布団を剥ぐと無情にもパジャマの下と
下着を脱げという医者。
うう 恥ずかしいけど痛みには勝てない。
泣く泣く下半身をさらけだして、ベッドの上で四つん
這いになる。
「侵入時に少し痛むかもしれないが。」と前おきして
先生の指が僕に触れる。うう、そっとこじあけて細い
指が僕の中へと侵入していく。。
「あっ 何?」ぬるりとしたこの感触には覚えが。
「深春から聞いてきたんだろ。私の指SP」
あっ、ばれてたみたい。
「だっ、だって、深春が退院してすぐ僕のとこに来て
自慢したんだもん。すごく良かったって。」
「仕方のない患者さんだ。」先生の笑い声。
「ひっ、か、掻き回さないで。」
「じゃあこれがいいの?」
僕の中を先生の指がそっと掻く。いつのまにか指の数
も増えてるみたい。そして奥へと侵入してくる。
「せっ、先生。」かすれ声の僕。淫らに腰をゆらして
おねだりしてみる。
「座薬も効果ないなら注射しますか。」
指がするりと抜けていく。そしてすぐに極太の注射が
僕を満たしてくれた。。。

やっぱりこの病院にして良かった!
深春に感謝しないとね。
入院生活もこれからは退屈しないで済みそうだ。
回診の時間、僕は中で暴れる玩具の振動をこらえなが
ら優しい主治医の先生にほほ笑みかけた。
《コメント》
とうとう以心伝心の連作にまでなりましたね。
心の片隅で「続き、誰か書いてくれんかな~」
と、思っていたのです。
いい続きを戴きまして…ふふふ。



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