効果ばつぐん
「うきゃぁ〜 少し落ち着いてよお。」
なるべくドライバーの気分を害さないように慎重に声
をかけたつもり。でもそんな心配無駄みたい。
車が突然厭な音をたてて停まってしまった。
ひええ、こんな山奥じゃJAFも来てくれないかも。
日本の古い木造家屋を見学する小旅行に誘ってくれた
のは京介。たまには旅行もいいだろうけど車で行くと
聞きとまどいを感じた。そう、京介の運転はすこーし
問題アリだから。。でも運転手に深春を雇ったからと
聞いて安心した。深春なら大丈夫!
しかし、旅先で立ち寄ったワイン工場でワインの試飲
をし、深春がグロッキーになるなんて珍事誰が予想を
しただろう?おかげでドライバー交替! もう泣きた
い気分。トホホ
「だめだな。」どう頑張ってもエンジンはかからない
みたい。とほほ、こんな山奥、しかも濃い霧まで出て
きてるよお。おまけに随分冷えてきた。
「あそこに明かりが見える。家があるのかも。」
仕方なくつぶれた深春を2人でかかえ、明かりのある
方向へと歩んでいくと・・・
「うわあ、それは大変ですねえ。オレも留守番でなに
もおもてなし出来ませんけど良かったらどうぞ。」
尋ねた家にいたのは赤毛の少年1人きり。
危なっかしい手つきで入れてくれたお茶を飲むと気分
が落ち着いてきた。
「よければお風呂入りませんか? この家の風呂って
温泉なんです。」
勧められてお風呂に入ることにした。
大きな木の浴槽。お湯は乳白色で匂いはない。
なんかとろりとしたお湯につかると気分が安らぐ。。
そう、お風呂につかり心身ともにリラックス。
気分が安らぐはずなのに。。
「だ、だめっ、こんなとこ。。人の家なのに。」
小声で抵抗する京介。でも2対1じゃあ勝ち目なし。
お風呂につかり酔いがさめたのか深春も復活。
深春が浴槽の中で京介をはがいじめにしてくれたから
僕はゆっくり京介の中に侵入できる。
「うっ、いやぁぁ。お湯が入るよ。」嫌がる割りには
素直に僕のことを受け入れるそこ。
閉ざされた蕾の中は僕をぎゅっと締め付ける。
ああ これなら平気。京介も感じてるし。
にんまり笑った僕はやや乱暴に狭い中を掻き回す。
少し乱暴な位の方が京介は喜ぶからね
「あっ、イッ、」広い洗い場。
獣のような姿で僕を受け入れ夢中で腰を振る京介。
場所が違うとこうも素直に乱れてくれるんだ。
たまにはホテルとか行こうかな。うふ
根元まで荒々しく侵入し、引き抜いてはまたじらしな
がら埋没する。横で見ている深春の息も荒い。
僕が果てる、深春が抱える、こんなやり取りがまるで
永遠に続きくかのように僕達は激しく愛しあった。
風呂から出ると家の中は無人だった。
あの少年はどこへ行ったのだろう?
外を見ると霧も消えていいお天気!
「さてと、帰ろうか。」
「深春、もう酔いはさめたの?」
「おお、なんか気分壮快ってとこか。」
「そうだね。僕もさっぱりした感じだし。」
うわ 珍しい。あんなに長い時間からみあったという
のに京介もすごく元気そう。
「じゃあ 帰ろう。」
なぜだか車もエンジン快調。こうして僕達は不思議な
家を後にしたんだ。
「リベザル、あの風呂に入れた入浴剤はまだ実験中な
んだ。それに人間には実験しないんだぞ。全く・・」
「師匠 すみません。でもあの人達、すごく寒そうに
していたし。」
「秋、何を入れたのですか あの風呂に?」
「まっ、いいじゃない。一応効果あるみたいだし。
しかしなあ。効果にやや問題はあるんだがな。」
「師匠?」
「我々も帰る前に風呂に入るとするか。ほらいくぞ」
まだ解せぬ顔をした2人を連れて風呂にいく。
『はあ 好きな相手とHしたいという依頼に答える
ことは出来たから良し。しかし、3人のアレを交ぜる
と随分すごいことになるんだなあ〜』
心の中で舌をぺろりと出す
まあ、いいか。
《コメント》
お風呂という事で壁紙も富士山です(爆)
3人のを混ぜたって事は…薬屋さんの
余韻を混ぜたって事で…良いのよね?ね?ね?
薬屋を絡めたってのが味噌ですね。
後の乱れ方も見たいって言ったら、我儘? |